もう、すべらせない!!龍田古道の心臓部「亀の瀬」を越えてゆけ ロゴマーク

木谷 慎一郎

地域の方々が誇りを持てる、
観光地としても
魅力のある町にしたい。

三郷町長木谷 慎一郎KITANI SHINICHIRO

1975年生まれ。立命館大学政策科学部卒業後は行政書士として勤務。2015年より三郷町議会議員を3期務め、2024年三郷町長に就任。「すこやか未来都市さんごう」をスローガンに、誰もが生き生きと活躍でき、住み続けたくなる魅力のある町をめざして町政に取り組んでいる。

亀の瀬が日本遺産に認定されてから、
4年目を迎えます。
地域の方々の活動や、
訪れる方々にどんな変化を感じますか。

龍田古道や亀の瀬の認知度は地域内でも高くありませんでしたが、歴史的価値が地元の方々に認知され、みんなで盛り上げていこうとする動きが顕著になったことが嬉しいですね。龍田古道を歩く人も増えました。確実に、日本遺産の認定は地域を再び知るきっかけになっています。私自身も「亀の瀬=長く工事をしている場所」という認識はありつつも、その成果は地中にあるため詳しい内容までは知りませんでしたが、知識が深まってきました。また、2024年3月末には大和川河川事務所による「亀の瀬地すべり歴史資料室」がオープンし、価値を伝達する場も増えてきています。日本遺産を通じて、観光客と住民の交流がいっそう促進されていくとよいと思います。そのために、自治会などがこれまで引き継いできた神事やまつりといった伝統を守りながら、域外の方々により知って・訪れてもらうための仕組みづくりを推進していきたいと考えています。

亀の瀬が日本遺産に認定されてから、4年目を迎えます。地域の方々の活動や、訪れる方々にどんな変化を感じますか。

「日本遺産ブランド認定商品」も増えて、
ガイドさんの育成も進んでいます。
地域の方々が日本遺産を軸として
繋がっていった先に、
どんな未来を描いていますか。

2つの側面から未来を考えていきたいと思っています。ひとつは、この日本遺産が当地に住まう方々にとって心のよりどころとなること。日本遺産に関わることで、まち自体にも興味が湧き、地域活動へのコミットメントが増えていくことも期待できます。
もうひとつの側面は、観光地としての盛り上がり。これを強く推し進めていきたいですね。多くの人に来ていただけるように、グルメの開発、環境整備、ガイドが活躍できる仕組みの充実など、多面的に取り組みを推進しています。これらの複合的なコンテンツをもって、観光客の受け入れ環境の水準を引き上げていくことを当面の目標としています。

「日本遺産ブランド認定商品」も増えて、ガイドさんの育成も進んでいます。地域の方々が日本遺産を軸として繋がっていった先に、どんな未来を描いていますか。

将来的に、ビジターセンターのような
拠点施設もできるとうかがっています。
そこを発着地として、来訪された方に
どんな楽しみやワクワクを
提供していきたいですか。

昭和初期の地すべりで亀の瀬トンネルが閉塞した際に、トンネル手前の西口駅で鉄道を降りた乗客が東口駅まで歩き、そこから再度鉄道に乗って移動していたそうです。当初、西口駅があった場所に「亀の瀬地すべり歴史資料室」が完成し、呼応するように東口にビジターセンターを設置します。この場所につくることに意義があると思いますし、両駅間を20分で移動できる遊歩道が整備されたのは画期的なことです。昔の龍田古道を歩く気分で、万葉の時代の方々がこの峠を越えていったときの気持ちを追体験していただきたいですね。

将来的に、ビジターセンターのような拠点施設もできるとうかがっています。そこを発着地として、来訪された方にどんな楽しみやワクワクを提供していきたいですか。

インバウンドが再び増えてきた中で、
外国人の方にも楽しんで・
知っていただきたいポイントは。

龍田古道は、遠く西欧やアジアの文化がもたらされてきた地球規模の国際交流ルート「シルクロード」のひとつのゴール地点という、面的なスケール感を感じられる場所です。また構成文化財からは、万葉の時代の文化が現代の日本に続き、生きているという長大な時間のつながりも感じられます。自分の国の文化との類似性や関係性を見つけていただけると面白いのではないでしょうか。
また、周辺にある信貴山や温泉、神事、まつりなど、奈良時代に形成され現代に繋がる、日本文化のオリジンに近い信仰・習俗を見られることは、外国人にとって貴重な異文化体験になるはずです。2025年の万博開催時には、当地にも足を運んでいただくために、法隆寺と合わせてぐるっと回れるコースや、信貴山と連携したお寺体験を含む広域な体験コースを提案していきたいですね。

※インタビューは2024年4月時点の内容です。

インバウンドが再び増えてきた中で、外国人の方にも楽しんで・知っていただきたいポイントは。

※インタビューは2024年4月時点の内容です。

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