奈良と大阪の国境にある
天然の関所「亀の瀬」。
ここは、地すべりとの共生と
闘いの歴史を刻む場所。
4万年前から地すべりが繰り返されてきた
難所であり、
古代より都の西の玄関口として
交通・経済・治水を支えてきた「亀の瀬」。
人々は最新の土木技術を投じてこの要地を守り、
龍田の風の神に旅や暮らしの安寧を祈願してきました。
この地に立つと地すべりの脅威を感じるだけでなく、
災害と向き合い未来へ歩む日本人ならではの
心のありようが見えてくるはずです。
