冨宅 正浩

INTERVIEW 02INTERVIEW 02

柏原市長冨宅 正浩FUKE MASAHIRO

日本遺産を核に
住民、事業者、観光客の
方々の
ワクワクを
広げていきたい。

PROFILE

大阪府柏原市出身。立命館大学法学部を卒業後、八尾市役所に就職。2017年に柏原市長に就任。柏原をこどもたちの大きな財産として残し、超高齢化時代に備えて市民の皆さんが健康で元気に長生きできるまちを創ることを念頭に置いて取組を進めている。

亀の瀬はどのような点が評価され、
日本遺産になったと考えますか。

古代から続く、龍田古道と亀の瀬の地すべりがテーマで、龍田古道の地理的特徴や歴史的役割、地すべりに伴う人々の信仰や苦労を感じることができることが評価されたと考えています。構成文化財には、柏原市と三郷町あわせて20件以上が含まれています。これらを巡っていくと、龍田古道と亀の瀬の歴史や特性を理解できます。
古くからあった重要な街道は日本国内にたくさんありますが、他の街道との違い、個性は3点に集約されます。ひとつめは、万葉集にたくさん歌が詠まれている、象徴的な心象風景であったこと。ふたつめは、龍田大社に代表されるように旅の安全や自然の脅威に対し祈る、信仰の道であったこと。そして最大の特徴は、龍田古道の中心部である亀の瀬が地すべり地であったことです。地すべりが多発するリスクのある道だったのに、古代から利用され続けてきた道であり、この地すべりに対しては、日本を代表するような知恵や技術を結集して世界的な対策工事が行われ、まちの安心安全につながっています。こうした時代を越えてつながるストーリーが評価された点であると考えます。

亀の瀬はどのような点が評価され、日本遺産になったと考えますか

多くのお客様に当地へ
来ていただくために、
今後どのような取り組みを想定していますか。

この日本遺産の認定を契機に、多くのお客様に柏原市へお越しいただけるよう、ハード、ソフト両面で整備を進める予定です。また、関係する団体との連携や官民連携など、相乗効果を生むような取り組みを進めてまいります。柏原市の新庁舎の目の前には、素晴らしい大和川の河川敷が広がっています。このロケーションを活かした河川空間の活用を検討していきたいと思っています。カフェやバーベキューなど、地元の方、遠くから来られた方が楽しめる場所があるとよいと思います。また、観光誘致をするには、飲食や物販の強化は欠かせません。柏原市はワインが有名なので、例えば日本遺産認定記念ワインなどができるといいなと思いますし、色々なお店で、日本遺産をきっかけとして新しい商品やメニューが増えていくような取り組みを推進していきたいと考えています。

多くのお客様に当地へ来ていただくために
今後どのような取り組みを想定していますか

日本遺産を通じて共有したい
まちの将来像や
ビジョンについて聞かせください。

地域にお住まいの方々には、柏原市に、三郷町に住んでいることを誇りに思ってもらいたいとずっと思ってきました。日本遺産認定によって、「ここに住んでいて良かったな」、「住んでいることを誇りに思う」と思ってもらえると嬉しいです。そして、この日本遺産認定は、歴史を未来につなげていく責務を負ったということでもあります。これを契機として、柏原や三郷に来ていただける方を一人でも増やし、観光や地域活性化、産業振興につなげていきたいという思いを持っています。地域全体として、ワクワクするようなまちになることを目指していきたいと考えていますが、そのワクワクの真ん中にこの日本遺産があります。日本遺産が核となって、そこに関わる住民の方々や、色々な事業を行う方々、そして訪れた人がともにワクワクを広げていけるよう、関係する方々とこれからもタッグを組んで取組を進めていきたいと思っています。

日本遺産を通じて共有したいまちの将来像や
ビジョンについて聞かせください。

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